今年初バス35cm
虎の真骨頂、クランクでの30cm
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まだまだ寒い日が続きますが、皆さんいかが
お過ごしでしょうか。虎です。
先週のトラウト実習の後、ふと今年
1回もバス釣りに行ってない
ことを思い出し、日曜に池の様子見がてら
釣竿片手にバイクを走らせた。
とりあえず秘境に行ってみたら、ほぼ満水に
なっていて打つポイントがほとんど
無くなっていた。
フローターを出せるくらい暖かくなるまでここ
はしばらくこれないと悟り秘境を後にする。
次に昨年50うpを4本釣り上げた池にやってきた
、水かさはやや増えているものの、
釣りをするには何の支障もない程度なので
釣りを開始した。
この池は水草がかなり生い茂っている池なの
だが、ほとんどが真冬の今でも枯れずに残って
いるのでこれは期待できそうだ。
しかしそこから3時間、粘れど粘れど何の反応も
無く手はかじかみ体は冷え切りもはや体力の
限界そろそろ帰ろうかというまさにそのとき。
竿先に先らかな魚信があらわれた。
あ!と思いあせってあわせるとすっぽ抜けた。
巻き上げるとワームも魚も何にも付いていないフックが虚しく帰って来た。
午後6時、その日の釣りは終わった。
しかし、ワンチャンスをモノにできなかった悔しさより、こんな時期でも
バスはエサを食うという事実を発見した興奮が勝っていた。
そして今日、リベンジを果たすために釣りに行ってきた。
今日行ってきたのは打田で唯一釣禁にならず残っている池。
小規模ながらこちらも水草や倒木などの障害物や地形変化に富み、大型の
存在も確認されている。
今週は月曜から晴れ続け、木曜日で最高気温が15℃近くあった。
今日の天気は曇りだったが、木曜の夜から曇りだしたおかげで放射冷却が
抑えられ、最低気温が8℃もあった。
現場に着いた時点で気温は13度、水温は10℃あり日曜とは打って変わり
釣れる可能性はかなり高い。
まずは倒木が多く沈んでいるハードボトム地帯にネコリグをヨシノボリ系の
エサをイメージして通していく。
何投かしてチョンチョンと竿先を煽ってステイさせていると、動くはずの
ないラインが弾かれたようにパンと動いた。
それを見た瞬間、何も考えず脊髄反射でアワセを入れた。
腕に久しい重量感が伝わってくる。
冬であまり動けないのか引きはあまり強くなかったが、
独特のヘッドシェイクで水面を踊る姿はやはりかっこよかった。
真っ白にやせ細った魚体は35cmだった。
サイズはまずますだが、この時期にしては貴重な一本だろう。
そこから、もしかしたらでかいバスはシャローに出てベイトを追っている
かもしれないと思い、フローティングミノーにチャンジした。
ジャークですばやく動かし、止めて浮かし魚に食わせる間を与える。
はたしてプラグでこの時期のバスは釣れるのか。
池の角の部分に投げ、ミノーをジャークする。
止めて浮いてきているミノーがキラッっと光った。
不審に思った次の瞬間、竿先に重さが伝わる。
なんと本当に自分の考えたとおりにバスが食ってきたのだ。
しかしアワセを入れるのが遅すぎてバレてしまった。
今日のバスは自分が考えている以上に活性が高い。
プラグで釣れる可能性は十分大有りのようだ。
その後雨が降り出してきた。この時期雨が降られると、せっかく上がった
水温が下げられて魚の活性が悪くなると考えられているが、こういう雨の
降り始めはむしろ活性が高くなる場合もある。
雨が水面を叩くことにより池の水に酸素が補充され、冬の間悪くなった水
を良くし、雨音が釣り人の気配を消してくれるからだ。
しかも降ってきた雨は鹿児島沖で暖かく湿った空気を伴って発達した
低気圧による雨で、所謂温かい雨というものだった。
つまり状態はいいほうに向かっているといえる。
そこから雨音でミノーの存在がバスに気付かれないと思い、雨音より
でかい音と振動を出すバイブレーションに変更。
するとグリグリと巻いてきたバイブレーションに足元までバスが
追いかけてきた。やはり魚の活性は上がっている。
食いきらないのはスピードが速すぎるからだと考え、なるべく存在感の
強いクランクベイトに変え再び巻いてくる。
ベイトロッドにゴンッ!という衝撃が伝わった。
完璧な読みどおり
サイズは30cmだったが、さっきのバスより結構引いた。
良く見るとヒレがピンと長くて傷がついていない。
恐らく日常的にベイトを追っかけているからだろう。
今日の釣りはこの一匹を最後に終了した。
今年2回目のバス釣りだったが幸先のいいスタートといえるだろう。
今年は去年達成できなかった60捕獲を目標にしたい。
そんなわけでブラックバスさん今年もよろしく。