「釣り」という遊びに人生ごと飲み込まれた哀れな男の愉快な記述。

ブラックバス・トラウト・オフショア! ハンドメイドルアーの専門店 ルアーショップ「ギジェット」
2009年11月の記事
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2009年 11月 23日 (月)

アジの釣れないアジング


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アジのお化けの子供
今日久々に釣りに行ってきました。

場所は小浦漁港。

今日は天気が不安定で、午後からは雨の予報が

出ていました。

ぎりぎりもつかな、と思って家を出たんですが、

現場に着くと結構降ってました。

いつもなら堤防に結構人が着てたりするんですが

全くいません。

とりあえず日が沈むまでやろうと思い、我が父は

餌釣りとアジの泳がせでイカを、

自分はアジングをすることにしました。

しょっぱなにアジをヒットさせたんですが、長いこと釣りしてなかった

せいかばれちゃいました。

父がコマセを撒くと、どこからとも無く小魚の集団が現れて辺りの水面が

真っ黒になりました。

寄ってきた魚はタカメという魚で、味はなかなかいいんですが、目がいい

のか仕掛けには中々掛からない手ごわい魚です。

そして結構引きます、延竿なんかでやっていると結構絞られます。

ルアーでアジがつれないから、ジグヘッドにアミエビ着けてタカメを3匹

くらい釣りました。

気を取り直してルアーをまた投げると、やっとアタリがありました。

しかしなかなか乗らない。

なので今度はアタリがあってもしばらく送り込んでからあわせました。

すると、やわらかいメバル竿が満月に曲がって、リールのドラグが出るほど

の強い引きが伝わってきました。

ボラでも引っ掛けたかな?と一瞬疑いましたが、正体はなんとメッキでした

メッキといわれてピンと来ない人、GTの幼魚といえばわかるでしょうか。

さんご礁のあるような南国の海で、馬鹿でかいポッパーやらを投げて狙う

化け物みたいにむちゃくちゃ強い、あのGTの子供です。

子供でも親が親なんでやっぱりめちゃくちゃ引きます、強いです。

そのあとまたしばらく釣れず、終わり掛けにまた竿が曲がりました。

今度はなんとサバでした、これも中々型がいい。

この二匹帰ってからお造りにして食いました。超うまいです。

タイトルは「アジの釣れない〜」となっていますが、GT(メッキ)は

ヒラアジ・ギンガメアジの総称で、アジの仲間です。

よく釣り番組なんかで、屈強な男たちがでかいGTを追っかけてますが、

あれってアジ釣ってるんですね。

そう考えるとなんか滑稽ですよね。


2009年 11月 21日 (土)

ドラゴンへの道


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114cm ドラゴン級です
一ヶ月前の太刀魚実習のレポがほったらかしだった

んで、今回書きたいと思います。

10月の末に、泉佐野にあるジギング船に乗って、

太刀魚を狙いました。

太刀魚といえば、名前のごとく細長く刀のように

ひかる独特な形の魚で、肉食です。

餌釣りでは、キビナゴなどをつかって、主に夜に

狙ったりします。

今回船は明石の沖まで行きました。

使うルアーは100g超のメタルジグ。

そんな重いの使って大丈夫なの?と思うかもしれませんが、瀬戸内や

大阪湾は潮の流れが速く、また昼間の太刀魚は、水深80〜100mのかなり深い

ところにいるので、軽いジグを使うと、太刀魚の水深に到達するまでに

流されてしまって、トラブルのもとになりかねないからです。

釣り方は、ジグを一旦底まで沈めます。

底から大体20mくらいの区間、ひたすらジグをシャクリ上げます。

アタリが無ければまた底まで沈めます。

簡単に書いてますが、100m下にある100g超のルアーをしゃくっては落とし

しゃくっては落とすと、もう腕がパンパンです。

一番しんどいのは魚が掛かったときです。

たとえ水深80mで掛かったとしても、100gのジグ+暴れてる太刀魚を

80m分引っ張り上げないといけない。

ただの重労働です。

太刀魚の引きは基本的にそんなに強くないです。よく釣り番組で、

ジージードラグがなりっぱなしになってるのは青物のジギングです。

今回自分が船で一番でかい114cmを釣ったんですが、そのときは

ドラグが出ました。

けどまぁそんなたいしたことは無かったです。

太刀魚の釣りで気を付けるべき点は、太刀魚は非常に歯が鋭いので、

ラインシステムはちゃんとしたほうがいいですね。

自分は今回、メインラインにPEの2.5号、リーダーにナイロン40ポンドを

使いましたが、それでも一匹釣るたびに結び変えてました。

というか、次ぎかけたら確実に切られるってわかるくらいズタズタに

なります。

ジグとフックを結ぶワイヤーも平気で切られるので、太刀魚の歯には十分

注意してください。


2009年 11月 7日 (土)

孤独の釣り師6 静岡県浜松市の浜名湖フィッシングリゾート


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ティラピア、量多し
浜松にある某釣具店から内定を

もらったのが3ヶ月前。

今回俺はその内定先の懇親会に出席するため、

浜松に出向くことになった。

案内には10時集合と書かれていたため、

始発に乗らなければ間に合わない。

まだまだ真っ暗な午前5時前、

紀伊駅で電車を待っていた。

しかし寒い、最近は夜の冷え込みが

一段と増して、ホームで突っ立ってる

だけでもなかなかツライものがある。

始発列車が来た。「B快速 新大阪行き」

B快速?とぼけたネーミングだな、これも阪和カラーってやつなのかな。

ちょっと鉄道うんちくをはさむが、B快速というのは阪和線にしかない

列車区分で、天王寺から環状線に入り、西九条から大阪には行かず、貨物線

に入って新大阪まで直通する。

貨物線を通るというのがミソで、大阪駅の北にある梅田貨物ターミナルの

横を通っていくときに、貨物用の電気機関車や気動車が見えるのだ。

正直にいって今日の楽しみは、新幹線に乗ることと、これに乗ることだ。

9時半には向こうにについて、10時に予定通りに内定式が行われた。

内定式の内容は内定通知書の授与と役員の挨拶、あと内定者の自己紹介

などだった。

自分以外にも内定者は結構多かった、不況不況といわれているご時世に

しては中々の人数だった。後でわかったことだが、過去の採用実績を見ても

多いほうらしい。

昼前になって場所を本社から浜名湖フィッシングリゾートに移して、懇親会

が行われた。

浜名湖フィッシングリゾートとは、リゾートホテルと管理釣り池が同じ

敷地内にあるレジャー施設で旅行ついでに手軽に釣りが楽しめると

いったものだ。

ホテルの最上階にはレストランがあり、そこから浜名湖が一望できる。

そのレストランで昼食を取ることとなった。

しかし、考えてみたらリゾートホテルと釣り堀って、考えてみりゃすっごい

ダイレクトだ。

昼食が終わると釣り池に移動となった。

この時点でまだ何を釣るのかは知らされていない。

事前にネットで調べたけど、何を釣るんだろう…。

バスかな、時期的にトラウトってのもありだ。

HPに書いてあったピーコックってのもシブいな。

ティラピア(ウキ釣り)か、いいんだけどさあ…。

あるんだよな、こういう余計なことする会社。

ティラピアとは外来の熱帯域に住む雑食の魚で、子供でも

簡単に釣れてしまうような魚らしい。

そういえば内定式で内定者の自己紹介をしたときに、ほとんどの人が

あまり釣りしたこと無いって言ってたなぁ。だからなのかな。

なんだかんだで釣りが始まった。

仕掛けはシンプルな浮き釣り仕掛けで、餌はペレット状の配合餌だ。

会社の人曰く、ここ最近冷えてきてティラピアの食いが悪いらしい。

実際始まって10分たってもまだだれも釣ってない。

自分は最初水通しのいい水車の周りにいたのだが、あたりが全く無く、

激しく水が動くようなとこではないと考えて、反対側の水車でできた流れが

弱まりながらも当っているところに仕掛けをたらした。

すると、となりの内定者が魚を釣り上げたので、どうやら考えは

的中しているらしい。

その直後自分にも、待望のアタリがあらわれた。

小さいティラピアだったが、その日のファーストフィッシュだ。

再び仕掛けを投入すると、また隣の内定者のウキが動いている。

このポイントにかなり魚が固まっているらしい。

最初はなめてかかっていたが、最近釣りに行ってなかったせいか、

だんだん本気になっていき、そこからウキ下を微調整して、

魚のいるタナにあわせたり、餌を自分のウキの近くのピンポイントに

撒いて魚を寄せたりしてるうちに連発するようになった。

ティラピアも中々ゲーム性高くって面白い、逆にイイ魚に当った

かもしれんぞ、ひょっとしたら。

なんだが一人で連発してると、次から次と休む間がない感じで

忙しいな…アハハハ。

一時間という短い釣り時間だったが、久しぶりに本気になって釣りをした

のでなかなかの充実感だった。

どれくらいマジになってたかというと、他の人が平均して3〜4匹ぐらい

のところを虎は11匹釣っていた。

女性や初心者もいるのに、そんなマジになって釣らなくったっていい

でしょう!って思うかもしれないが言わせてほしい。

釣りをするときはね誰にも邪魔されず自由でなんというかムキになって

なきゃあダメなんだ、独りで短気で大人気なくて…。



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