「釣り」という遊びに人生ごと飲み込まれた哀れな男の愉快な記述。

ブラックバス・トラウト・オフショア! ハンドメイドルアーの専門店 ルアーショップ「ギジェット」
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2009年 12月 24日 (木)

聖なる日にニゴイを釣る男


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ファーストフィッシュ 67cm
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60cm弱
皆さん、超絶お久しぶりです。

聖夜にまさかの復活、虎です。

さて、今日はクリスマスイブですが、

一ヶ月強更新サボるほど釣りいかなかったくせに、

こんな日に限って実習に参加しました。

今回釣りを行ったのは、奈良県は五条市の吉野川

です。

紀ノ川の上流部である吉野川は、多種多様な魚に

富み、鮎やアマゴでメジャーな釣り場ですが、

今回狙うのは、「ニゴイ」です。

ニゴイはコイの仲間ですが、流れの強いところでも生息でき、

活発にルアーを追ってきます。

ファイトも強烈の一言で、体長も70cmを超えるものもおり、

川のルアーフィッシング入門には最適かもしれません。

昼間のニゴイは、流れの流芯か淵にいるので、ミノーのサスペンドか

シンキング、もしくはロングリップの深く潜れるタイプがベストです。

ミノーのサイズは、50mm〜70mmくらいがちょうどいいでしょう。

注意しておきたいのが、ラインとフックです。

ニゴイは大きくて引きも強いですし、流れの中で掛けることも珍しくない

ので、最低5ポンド、用心するなら8ポンドはほしいところです。

フックも渓流用ルアーのフックをそのまま使うのではなく、バス用フックの

一番太軸のものに交換することをおすすめします。

今回5匹掛けて、2匹取り込み3匹バラしましたが、そのうちの2匹は針を

伸ばされてバレたものです。

ロッドはバスロッドのML以上のもので問題ありませんが、長さがほしい

ところです。

理想はサーモン用のルアーロッドですが、なければ7〜9フィートのシーバス

ロッドでも十分に釣りあげることができます。

厳しい冬の時期にルアーを活発に追ってくれる貴重な魚です。

皆さんもぜひ挑戦してみてください。


2009年 11月 23日 (月)

アジの釣れないアジング


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アジのお化けの子供
今日久々に釣りに行ってきました。

場所は小浦漁港。

今日は天気が不安定で、午後からは雨の予報が

出ていました。

ぎりぎりもつかな、と思って家を出たんですが、

現場に着くと結構降ってました。

いつもなら堤防に結構人が着てたりするんですが

全くいません。

とりあえず日が沈むまでやろうと思い、我が父は

餌釣りとアジの泳がせでイカを、

自分はアジングをすることにしました。

しょっぱなにアジをヒットさせたんですが、長いこと釣りしてなかった

せいかばれちゃいました。

父がコマセを撒くと、どこからとも無く小魚の集団が現れて辺りの水面が

真っ黒になりました。

寄ってきた魚はタカメという魚で、味はなかなかいいんですが、目がいい

のか仕掛けには中々掛からない手ごわい魚です。

そして結構引きます、延竿なんかでやっていると結構絞られます。

ルアーでアジがつれないから、ジグヘッドにアミエビ着けてタカメを3匹

くらい釣りました。

気を取り直してルアーをまた投げると、やっとアタリがありました。

しかしなかなか乗らない。

なので今度はアタリがあってもしばらく送り込んでからあわせました。

すると、やわらかいメバル竿が満月に曲がって、リールのドラグが出るほど

の強い引きが伝わってきました。

ボラでも引っ掛けたかな?と一瞬疑いましたが、正体はなんとメッキでした

メッキといわれてピンと来ない人、GTの幼魚といえばわかるでしょうか。

さんご礁のあるような南国の海で、馬鹿でかいポッパーやらを投げて狙う

化け物みたいにむちゃくちゃ強い、あのGTの子供です。

子供でも親が親なんでやっぱりめちゃくちゃ引きます、強いです。

そのあとまたしばらく釣れず、終わり掛けにまた竿が曲がりました。

今度はなんとサバでした、これも中々型がいい。

この二匹帰ってからお造りにして食いました。超うまいです。

タイトルは「アジの釣れない〜」となっていますが、GT(メッキ)は

ヒラアジ・ギンガメアジの総称で、アジの仲間です。

よく釣り番組なんかで、屈強な男たちがでかいGTを追っかけてますが、

あれってアジ釣ってるんですね。

そう考えるとなんか滑稽ですよね。


2009年 11月 21日 (土)

ドラゴンへの道


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114cm ドラゴン級です
一ヶ月前の太刀魚実習のレポがほったらかしだった

んで、今回書きたいと思います。

10月の末に、泉佐野にあるジギング船に乗って、

太刀魚を狙いました。

太刀魚といえば、名前のごとく細長く刀のように

ひかる独特な形の魚で、肉食です。

餌釣りでは、キビナゴなどをつかって、主に夜に

狙ったりします。

今回船は明石の沖まで行きました。

使うルアーは100g超のメタルジグ。

そんな重いの使って大丈夫なの?と思うかもしれませんが、瀬戸内や

大阪湾は潮の流れが速く、また昼間の太刀魚は、水深80〜100mのかなり深い

ところにいるので、軽いジグを使うと、太刀魚の水深に到達するまでに

流されてしまって、トラブルのもとになりかねないからです。

釣り方は、ジグを一旦底まで沈めます。

底から大体20mくらいの区間、ひたすらジグをシャクリ上げます。

アタリが無ければまた底まで沈めます。

簡単に書いてますが、100m下にある100g超のルアーをしゃくっては落とし

しゃくっては落とすと、もう腕がパンパンです。

一番しんどいのは魚が掛かったときです。

たとえ水深80mで掛かったとしても、100gのジグ+暴れてる太刀魚を

80m分引っ張り上げないといけない。

ただの重労働です。

太刀魚の引きは基本的にそんなに強くないです。よく釣り番組で、

ジージードラグがなりっぱなしになってるのは青物のジギングです。

今回自分が船で一番でかい114cmを釣ったんですが、そのときは

ドラグが出ました。

けどまぁそんなたいしたことは無かったです。

太刀魚の釣りで気を付けるべき点は、太刀魚は非常に歯が鋭いので、

ラインシステムはちゃんとしたほうがいいですね。

自分は今回、メインラインにPEの2.5号、リーダーにナイロン40ポンドを

使いましたが、それでも一匹釣るたびに結び変えてました。

というか、次ぎかけたら確実に切られるってわかるくらいズタズタに

なります。

ジグとフックを結ぶワイヤーも平気で切られるので、太刀魚の歯には十分

注意してください。


2009年 11月 7日 (土)

孤独の釣り師6 静岡県浜松市の浜名湖フィッシングリゾート


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ティラピア、量多し
浜松にある某釣具店から内定を

もらったのが3ヶ月前。

今回俺はその内定先の懇親会に出席するため、

浜松に出向くことになった。

案内には10時集合と書かれていたため、

始発に乗らなければ間に合わない。

まだまだ真っ暗な午前5時前、

紀伊駅で電車を待っていた。

しかし寒い、最近は夜の冷え込みが

一段と増して、ホームで突っ立ってる

だけでもなかなかツライものがある。

始発列車が来た。「B快速 新大阪行き」

B快速?とぼけたネーミングだな、これも阪和カラーってやつなのかな。

ちょっと鉄道うんちくをはさむが、B快速というのは阪和線にしかない

列車区分で、天王寺から環状線に入り、西九条から大阪には行かず、貨物線

に入って新大阪まで直通する。

貨物線を通るというのがミソで、大阪駅の北にある梅田貨物ターミナルの

横を通っていくときに、貨物用の電気機関車や気動車が見えるのだ。

正直にいって今日の楽しみは、新幹線に乗ることと、これに乗ることだ。

9時半には向こうにについて、10時に予定通りに内定式が行われた。

内定式の内容は内定通知書の授与と役員の挨拶、あと内定者の自己紹介

などだった。

自分以外にも内定者は結構多かった、不況不況といわれているご時世に

しては中々の人数だった。後でわかったことだが、過去の採用実績を見ても

多いほうらしい。

昼前になって場所を本社から浜名湖フィッシングリゾートに移して、懇親会

が行われた。

浜名湖フィッシングリゾートとは、リゾートホテルと管理釣り池が同じ

敷地内にあるレジャー施設で旅行ついでに手軽に釣りが楽しめると

いったものだ。

ホテルの最上階にはレストランがあり、そこから浜名湖が一望できる。

そのレストランで昼食を取ることとなった。

しかし、考えてみたらリゾートホテルと釣り堀って、考えてみりゃすっごい

ダイレクトだ。

昼食が終わると釣り池に移動となった。

この時点でまだ何を釣るのかは知らされていない。

事前にネットで調べたけど、何を釣るんだろう…。

バスかな、時期的にトラウトってのもありだ。

HPに書いてあったピーコックってのもシブいな。

ティラピア(ウキ釣り)か、いいんだけどさあ…。

あるんだよな、こういう余計なことする会社。

ティラピアとは外来の熱帯域に住む雑食の魚で、子供でも

簡単に釣れてしまうような魚らしい。

そういえば内定式で内定者の自己紹介をしたときに、ほとんどの人が

あまり釣りしたこと無いって言ってたなぁ。だからなのかな。

なんだかんだで釣りが始まった。

仕掛けはシンプルな浮き釣り仕掛けで、餌はペレット状の配合餌だ。

会社の人曰く、ここ最近冷えてきてティラピアの食いが悪いらしい。

実際始まって10分たってもまだだれも釣ってない。

自分は最初水通しのいい水車の周りにいたのだが、あたりが全く無く、

激しく水が動くようなとこではないと考えて、反対側の水車でできた流れが

弱まりながらも当っているところに仕掛けをたらした。

すると、となりの内定者が魚を釣り上げたので、どうやら考えは

的中しているらしい。

その直後自分にも、待望のアタリがあらわれた。

小さいティラピアだったが、その日のファーストフィッシュだ。

再び仕掛けを投入すると、また隣の内定者のウキが動いている。

このポイントにかなり魚が固まっているらしい。

最初はなめてかかっていたが、最近釣りに行ってなかったせいか、

だんだん本気になっていき、そこからウキ下を微調整して、

魚のいるタナにあわせたり、餌を自分のウキの近くのピンポイントに

撒いて魚を寄せたりしてるうちに連発するようになった。

ティラピアも中々ゲーム性高くって面白い、逆にイイ魚に当った

かもしれんぞ、ひょっとしたら。

なんだが一人で連発してると、次から次と休む間がない感じで

忙しいな…アハハハ。

一時間という短い釣り時間だったが、久しぶりに本気になって釣りをした

のでなかなかの充実感だった。

どれくらいマジになってたかというと、他の人が平均して3〜4匹ぐらい

のところを虎は11匹釣っていた。

女性や初心者もいるのに、そんなマジになって釣らなくったっていい

でしょう!って思うかもしれないが言わせてほしい。

釣りをするときはね誰にも邪魔されず自由でなんというかムキになって

なきゃあダメなんだ、独りで短気で大人気なくて…。


2009年 10月 23日 (金)

孤独の釣り師5 和歌山県有田郡広川町の唐尾漁港


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アオリイカ
ここ最近土日はバス釣りではなく、我が父と

由良の港に行くのが習慣になっている。

去年実兄備長炭とも行った小浦漁港だ。

去年の今頃に行ったとき、真っ暗な湾内で

謎の巨大魚のライズを見て以来、あの港の

ことがすっかり頭から離れなくなって

しまったのだ。

推測ではおそらく青物、もしかしたらマグロ

ではないかと思っているのだが、魚の姿を

見ていないので正直なんともいえない。

今年こそ正体を確かめるべく、俺は遂に

シイラ用キャスティングロッドを買って

しまった。

いざタックルを揃えて準備万端なのはいいのだが、シルバーウィークあたり

からほぼ毎週通っているのに、ライズどころかベイトフィッシュも入って

こない。

がーn(ry

焦るんじゃない、俺は食卓に彩を添えたいだけなんだ。

この日もアジすら釣れず、小浦から唐尾漁港に移動し、とりあえずなんか

食える魚を確保することにした。

が、去年アジを爆釣した唐尾もなにやらこの日は濁りが入り、魚の気配が

薄かった。

我が父がウキ釣りでイワシを釣り小魚がいることがわかったのだが、アジ

はいそうに無い。

とりあえずなぁにするかって考えてさ、まわりでエギングしてる奴が何人か

いたもんだからじゃあイカ釣ってみようかってね。

エギングやったことないんだけどね、アハハハハハ

恥ずかしながら俺はエギングはやったことが無い、そういえばいつぞや

某プロがセミナーでこんなこといってたな。

某プロ「あーいうバス釣りやってたけど今エギングにハマってますって

人ってさ、バス釣れないから海に逃げましたって感じして、ヤなのよね。」

してるかもしれん…。

えーとたしか釣りの指南書には沈めて数回シャクるのを繰り返すって書いて

あったな。

こうかな?  ヒュンヒュン

ググッ

ググググググググ

おお!!

みようみまねでやったら本当にイカが釣れた。そのまま堤防に上げる。

ビュッ ベチャ!(墨を吐いた)

うわあ、まいったなあこりゃあ

イカ墨で堤防が真っ黒になってしまった。

しかし、人生初イカがこんなあっさり釣れてしまった。

どんな風に釣れたか簡単に説明すると、一旦底に沈めて、数回シャクリを

いれイカに気づかせ、また沈めている最中にイカが抱きつくといった感じ。

うん、春バスのフローティングミノーパターンを思い出すな。

また数投すると、同じようにイカがかかる。

なるほど、エギのしゃくりとミノーのジャーキングは良く似ていることが

わかる。

だからバス釣りからの転向者が多いんだな。

しかし…これからエギングどうなるのかな。

ブームはもう最高潮を過ぎた感じだけど、これから5年経って10年経って、

釣り場が荒れて釣れなくなって、この海で…。


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