「釣り」という遊びに人生ごと飲み込まれた哀れな男の愉快な記述。
<<   >>
2008年 4月 28日 (月)

地元で最も苦手な場所。


Image019.jpg
へドンってすごいね。
言い忘れてたがもう自分はGWに入って

ます。虎です。

普通世間一般の人ならこの土日は休みでも

火曜以外は仕事や学校なんて人も多いで

しょうが、ヒューマンはいちいち途切れ

途切れ授業したらカリキュラムが混乱する

のか、それともただ単に先生達が休みたい

だけなのか土曜日から来月の6日まで実質

11日間の休みになります。

というわけで、最近授業やらバイトやらで釣りに行く機会があまりなかった

虎的には大変ありがたい長休みな訳で、早速今日は地元和歌山北部で最も

有名なスポット紀ノ川に行ってきたんだぜ。

なぜ今回紀ノ川に行くことにしたのかというと、先日淀川で実習をやった

際、大坂に住んでて淀川をホームにしてる奴が「タイミングさえあえば

爆釣できるけどそれでも難しい川だよ。」と言ってたわりに結構2,3匹

苦労せずに釣れたので(プラの段階で40cm釣ったし)、

何だこんなもんかと思い。

うはwwこれなら紀ノ川とか楽勝なんじゃねwww

と見事に自分の実力を過信した結果のチョイスだったわけですが。

結論から言うと、

調子乗ってすんませんでした

ボウズじゃないですけどそれでも1匹捕るのが精一杯。

正直、自分は紀ノ川にあまり釣りしにいったことがない。

なぜかというといつも人が一杯いるし、なかなか釣れなくて短気な自分は

すぐに諦めてしまい、そこから自分は紀ノ川では釣れないと思い込んで

しまい、苦手意識を持ってしまったからだ。

苦手意識を持ってからは、自主的に行くことはほぼ無くなり、頻繁に行く

ことが無いから情報も入らないし、たまに友達に誘われて釣りしにいって

もどうすればいいのかわからず釣れない、そしてまた行かなくなるという

完璧な悪循環に陥ってしまっていた。

で今回は、上記のような理由でその苦手意識を克服するチャンスと

紀ノ川を攻略せずして何が岩出の虎か!という気分にさいなまれ、

このGWを、この川と自分の過去との因縁を断ち、自分の釣りを一層進化

させることを目的に使うことに決めたのだ。

以下、その紀の川釣行の詳細。

朝から行ってやろうと思ったが、気が付いたら正午だった。

それでもまぁ今日はバイトないし、昼からちょこちょこやって夕まずめに

一発でかいの狙おうかな、とか考えながらでカップ麺をすする。

午後1時半、家を出る。最初はベイト一本でやってやろうかと思っていた

が、とりあえずの保険としてスピニングももっていくことにした。

午後2時過ぎくらい、紀ノ川川辺ワンドに到着。

やはり日曜なのもあって、釣り人の姿はワンド内にちらほら。

それでも淀川の実習の時よりは全然少ない。

あの状況でバスが釣れるのだから、この程度なら全然大丈夫だろうとたか

をくくって釣りを開始した。

ワンド内はテトラポッドがつまれていて、そのテトラの隙間に、オスの

バスが産卵床を作ってメスを待ち構えている。

水がクリアなせいか、見えバスがうようよ見える。

その中には50オーバーも数匹確認できる。

しかし紀ノ川の見えバスは食わないことで有名で、ちょっとでも姿を見ら

れればアウト。中には影や竿を見ただけでも逃げたり、テトラの中に

隠れたりするほど警戒心が強い。

そしてそれが50や40のバスならわかるが、20、30のチビバスでさえ

そうなっているのが紀ノ川クオリティー。

だからとりあえずハンハンでチビバス一匹・・・、なんてこともできないのが

紀ノ川なのだ。

そしてその紀ノ川バスに対して、虎が取った最初の策が

ネスト(産卵床のバス)いじめ。

卑怯とかいうな!紀ノ川を攻略するためにはまず実績が必要なんだ!

一匹、二匹釣っていけばなにかしらヒントは得られるはずなんだ。

というわでけで、ライトリグで見えバスにネチネチとアプローチをかける。

が、2時間後。

あ・・・ありのまま!今起こったことを話すぜ!

正直一匹は釣れるだろうと思っていたが、どんなにワームを小さくしても

ナチュラルなアクションをしても、ピクリとも反応を示さない・・・。

な・・・何を言ってるのか解らねーと思うが、俺もここまで紀ノ川がスレてい

たなんて予想外だった。

頭がどうにかなりそうだ・・・。

見切られてるとか超プレッシャーだとかそんなチャチなモンじゃ断じてねー

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったね・・・。

というわけで全くのノーバイト。

もはや口を使わないだとかじゃなくて、全くワームに興味を示さないのだ。

そして日が向き始めてきた。

そろそろ夕マズメに入り始めたので、一か八か前回の淀川で結局釣れな

かったスーパースプークJrを満を持して登板させた。

テトラの際、対岸のブッシュの奥、アシの切れ間にどんどん投げ込むが

反応は乏しい。

やはりだめかと諦めかけた自分をあざ笑うかのように、目の前に一匹バス

が浮いている。

まさか食うわけ無いだろうと思っていたが、そのバスの目の前にルアーを

落とし、アクションさせてみた。

すると、いままでどんなワームにも反応しなかったバスがルアーに興味を

示し、水面に浮くルアーをじっと凝視している。

自分はまさかと思い、もうワンアクションバスのバイトを誘うように

付けてみた。

次の瞬間、ガボン!と水面が割れて、ルアーが水中に引きずり込まれた。

落ち着いてフッキングを決め、少しのやりとりの後ぶっこ抜いた。

30前半くらいだったが、まさか見えバスがペンシルベイトで釣れるなんて

おもってもみなかったのでバスを釣った嬉しさより、不思議な感覚がおお

きかった。

今日の教訓。

「スレたバスって意外とプラグで釣れるかも」

                              以上!

T R A C K B A C K
この記事のトラックバックURL
http://www.k-gow.net/blog/tb.cgi/682


C O M M E N T
今はどうか知らんが紀ノ川=ペンシルっていう時期があったんだよ
俺が厨房だった頃の話だけど
あの時はサミーを5投すれば1匹釣れてたなぁ
ノーシンカーでライブXも良かったね
鉄橋ちょい上流で狂ったように40うpが釣れたよ

そんな感じで紀ノ川には良い思い出しかないなぁ
5月には紀ノ川→中の池→奥の池のはしごが楽しかった
油断するとチャリのサドルが切り刻まれていたがね!
備長炭    [2008/4/28(月) 01:53]       
文の量から楽しさがひしひしと伝わってくるよ。

俺なんか厨房のときから独りで釣りに行く悲しい子だったからなぁ・・・。
Iwadeの虎    [2008/4/28(月) 21:05]       
バス釣り自体が廃れたからだろうよ
俺の時代はクラスの男子半分以上はやってたからね
サッカー部なんて全員やってたらしい

釣りの話題で友達作っていく時代だったのさ
奥の池知ってる俺は英雄だった
備長炭    [2008/4/29(火) 00:23]       
いや、いたんだよ?釣りする奴厨房くらいまでは。
というか小中高友達作った理由全部釣りつながりだったからなぁ。

俺は消防のころから抜きん出てうまかったから釣りかた教えてなんて奴わんさかいたし、教えてた奴の中には今でもたまに釣りしにいく奴もいるよ。

というか俺は弟子的なものを作りやすいらしい、釣り場でも仲良くなった厨房にキャスティングからルアーセレクトまで教えてあげるし、自分の言うこと聞く子にはついつい贔屓しちゃうみたいだな。
この前もバイト先で工房に1時間半くらい掛けてえんえん語ってあげたし。

でも釣りしに行くときは集中したいから結局独りで行くんだけどね。
ほらポイント変えるときとかどのタイミングで言えばいいのか困るじゃん?

仲間と行くときは楽しみモードでわいわいなるようにするけどさぁ。
Iwadeの虎    [2008/4/29(火) 05:46]       
お前がトーチャンに似過ぎな事は良く判ったwww
備長炭    [2008/4/29(火) 15:06]       
マジすか・・・オトンってこんな感じなんか。

いやね、自覚はあるんすよ?
最近しぐさ一つが似てきた感じがするし、この前も昼にラーメン食ってたら帰って来たオカンに「お父さんかとおもた」って言われたしね。
Iwadeの虎    [2008/4/29(火) 22:26]       


名前 :
パスワード :(削除用 : コメント投稿後の修正は不可)


  プレビュー

<< >>















RSS

Ringworld
RingBlog v3.00e